ウルトラセブンが見たくなるブログ

大人のためのウルトラセブンのお話し

第49話「史上最大の侵略(後編)」

西の空に明けの明星が輝く時に何が起きたのか

2017/03/31

ウルトラセブン最終回、第49話「史上最大の侵略 後編」はハラハラドキドキ、感動的なクライマックスへと突き進む。

涙した人も多いのではないだろうか?

icon-check-square-o第49話「史上最大の侵略 後編」ストーリー

改めて記述する必要もないと思うが、簡単に触れておきたい。

体の異常をきたしたセブン(ダン)が精密検査を逃れるため基地から逃げ出す。

疲れ果てダウンしているところを、少年に保護され匿われるのだった。

その一方ゴース星人は、地底ミサイルで世界の主要都市を爆破し、地球防衛軍の全面降伏を要求する。

敵の基地を発見したウルトラ警備隊は、敵基地を爆破しようと無人のマグマライザーでの突撃を決定した。

この事をビデオシーバーで知ったダンの前にアンヌが現れる。

アンヌの説得を振り払ってセブンに変身、人質になっているアマギ隊員の救出に向かうのだった。


icon-check-square-o自己犠牲の精神

作戦室では、人類を救うためアマギの犠牲も止む無しと判断した非情さ。

地球防衛軍としては正しい判断だったと言わざるおえない。

しかし、ダンにとってはセブンに変身すれば助け出せる勝算がある。

地球のために戦って疲れ果て傷つき、満足に体を制御できないダンだったが、上司の死の忠告をも振り切ってアマギ隊員の救出に向かう。

これは、自己犠牲でなくて何であろうか?

薩摩次郎の勇気ある、自己犠牲愛に惚れて地球で暮らすことを決心したセブン。

その考えは最後まで一貫していたのである。

icon-check-square-oアンヌとの別れ

少年の知らせでダンを迎えに来たアンヌ:「何故逃げたりなんかしたの?ねぇ応えて」

暫く沈黙してから決心したダン:「アンヌ、僕は、僕はね、人間じゃないんだよ。・・・」

いきなり、シューマンのピアノ協奏曲が・・・

一瞬ビックリするもアンヌは動じず、優しくダンを諭そうとすがダンの決意は固かった。

頬を濡らしたアンヌが、セブンへの変身を止めようとするも振り払って飛び立ってしまう。

ダンとアンヌとの永遠の別れになったのである。

優しい恋人のように話しかけ、優しいお姉さんのように諭し、可愛い妹のようにすがるアンヌと男気を見せるダンが、何とも切ない。

まして、セブン見納めの悲しさも相まって、涙を誘わずにはいられない感動的な最終回だ。

「西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。それが僕なんだよ。さよならアンヌ。」

これ書きながら目が、潤んできた。

(「西の空に明けの明星」云々の議論はここではスルーしたい。)

icon-check-square-o地球防衛軍と日本

キリヤマ隊長が「行こう、地球は我々人類自らの手で守り抜かなければならないんだ。」

ウルトラセブンにおんぶにだっこだった地球防衛軍。

セブンの助けなしで守れるのだろうか?

この地球を日本に置き換えてみると「行こう、日本は我々日本人自らの手で守り抜かなければならないんだ。」となる。

ウルトラセブン=アメリカと考えると半世紀近くも前に、日本の真の独立を説いていたのである。

脚本は沖縄県出身の金城哲夫氏である。

沖縄は当時アメリカ占領下のままであったため、独立という思いが強かったのかもしれない。

その後、沖縄は日本復帰を果たしたが、未だに米軍は日本全国に駐留している。

セブン放映時から日本の立場は何ら変わっていないのである。

トランプ大統領の誕生によって、日本が変わる、何らかのキッカケになることを祈るばかりだ。

因みに、放送当時の視聴率は28.5%だった。

-第49話「史上最大の侵略(後編)」
-, , ,