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第33話「侵略する死者たち」

地球侵略に暗躍する死者たちを操るユーリー星人

宇宙人も怪獣も現れない、セブンの活躍も少ない第33話「侵略する死者たち」の狙いは!?

icon-check-square-o 第33話「侵略する死者たち」あらすじ

当たり屋の如く地球防衛軍の車を狙って飛び込んでくる男たち。

地球防衛軍のメディカルセンターに運び込まれた複数の遺体は、ある病院の解剖用の死体であることが判明した。

後に、安置されていた死体から、黒い影(霊魂)が抜け出しシャドーマンとなって基地内で暗躍し出す。

これらは、敵宇宙人がテレキネシスでシャドーマンを操っていることがわかってくる。

シャドーマンは、全世界の地球防衛軍の基地のありかを記したマイクロフィルムを盗み出し、内容を宇宙ステーションに電送していたのだ。

周波数から宇宙ステーションの位置を割り出し、ダンがホーク2号での調査を命じられた。

セブンに変身し敵宇宙ステーションの爆破を試みたが、逆に捕らえられてしまうも急行したホーク1号の援助で爆破に成功する。


icon-check-square-o 敵黒幕の正体

当エピソードで出てくる敵は、シャドーマンと呼ばれる霊魂と宇宙船だけだ。

怪獣も現れないし、敵宇宙人すら姿を現さないのだ。

当初シナリオでは、ユーリー星人という侵略者を想定して以下のような筋書きが考えられていた。

ユーリー星人はマイクロフィルムより電送された情報を元に防衛軍基地に向け核ミサイルを発射。
セブンは阻止しようとするが、返り討ちにあい硬直状態に。
ユーリー星人はミサイルの操作を続けていたが、基地で焼却処理されていた死体が戻ってきてユーリー星人と合体し炎に包まれる。
自由になったセブンは、基地に向けて飛んでいるミサイルを阻止。
すんでの所で基地を全滅から防いだ。

監督が円谷一であることから見ても、何らかのテスト的な意図が、今回のような作品を作らせたのかもしれない。

icon-check-square-o メカニック

初っ端に登場するハイドランジャーに護衛された大型潜水艦は、原子力潜水艦「S号(S:006)」だ。

極秘フィルムをパリ本部から日本の極東基地に運ぶために用いられた。

見た感じでは、ハイドランジャーの2倍以上、胴回りは4倍以上あるのではないかと推測される超大型潜水艦だ。

海中での速度は100km/h、補給なしで2年間の潜航が可能とされている。

通常の潜水艦とはかなりデザインを異にする外観であり、内部も広々としていることから、VIPの隠密行動が主目的である可能性が高い。

S号が到着した港から基地までに搭乗するヘリは、アメリカ製ベル47のようだ。

icon-check-square-o 少ないセブンの活躍

シャドーマンに対抗しようとセブンに変身したダンだったが、敵の何らかの煙に包まれたセブンは小型化されてしまう。

シャドーマンによってコップの中に閉じ込められたセブンは、何故かコップ位の遮蔽をどうすることも出来ないのだ。

物語終盤には、無事に敵宇宙ステーションを爆破するセブンだったが、敵宇宙船の爆破に向かった時、逆に捕獲されてしまう体たらくぶりを晒してしまう。

敵黒幕の正体のところにも触れたが、敵も姿を見せず、セブンの活躍も殆どない。

ミステリー色を前面に打ち出した当作品は、次作「怪奇大作戦」を意識したテスト作品だったとも言われている。

視聴率:23.9%

脚本:上原正三
監督:円谷一
特殊技術監督:高野宏一

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