ウルトラセブンが見たくなるブログ

大人のためのウルトラセブンのお話し

第31話「悪魔の住む花」

ミクロ化したウルトラセブン初めての挑戦

2017/03/31

第39-40話「セブン暗殺計画」でガッツ星人が、「セブンは身長50メートルの巨人にも豆粒ほどにも小さくなれる」と説明していた。

ところが、第31話「悪魔の住む花」でセブンは、豆粒どころかミクロ化して人間の体内で戦闘を敢行するのである。

icon-check-square-o 悪魔の住む花のストーリー

女子大生のカオリは花畑で美しい花を発見するが、花と接触すると血を流して倒れてしまう。

カオリは特別な血液型だったが、偶然アマギ隊員が同じ血液型だったため一命を取り留める。

命拾いしたカオリが、今度は吸血鬼に変身してしまう。

原因はカオリの体内に侵入した宇宙細菌ダリーだった。

現代の医学では救う手立てはなく、ダリーを倒すためには、カオリの体内に入り直接死滅させるしかない。

ミクロ化したセブンは意を決し、ダリーの討伐に向かうが・・・


icon-check-square-o ミクロの決死圏の影響

1966年のアメリカ映画「ミクロの決死圏」は、博士の脳内出血を治療するためミクロ化した人間が潜行艇で脳に向かうのである。

セブンがミクロ化して体内で活動するのは、正に、ミクロの決死圏の影響によるところが大きいとされている。

セブンは、カオリ(松坂慶子)の鼻孔より潜入し、肺に巣食うダリーと戦うことになる。

一部、宇宙細菌ダリーの名前が、ミクロの決死圏の美術を担当した「サルバドール・ダリ」の「ダリ」からとったという記述を見かける。

実際には、サルバドール・ダリは映画ミクロの決死圏には全く関わっていなかったのである。

この誤った情報を鵜呑みにしてしまったセブン制作側が、そのまま引用してしまったのか、ダリーは別の由来により付けられたのかは謎である。

icon-check-square-o 体内からの生還するセブン

看護婦の静脈注射などの助けを借りて、何とか勝利したセブン。

正気を取り戻したカオリが、ベッドの脇のバラを手に取り香りを嗅いだ際、バラの花弁の一つにセブンが転げ落ちる。

このシナリオは台本のままであるが、実際の映像では、バラの中からセブンが顔を出すのである。

体内からの生還が、バラの花で釈然としないのはこの為だったのである。

icon-check-square-o 松坂慶子とアマギ隊員

前身のウルトラマンでウルトラマン役をやっていたアマギ隊員(古谷敏)が、まだ高校生だった新人女優「松坂慶子」を相手にメロドラマ風な演技をみせる。

当時の松坂慶子さんは、まだまだ大女優の片鱗を見せていない只の少女といった感じではあるが、アマギ隊員は、吸い込まれるような透き通った目で見つめられてドキッとしたそうだ。

ラストシーンでカオリに微笑むだけのアマギ隊員に、思いを告げられない切なさを感じて、少しもの悲しい。

-第31話「悪魔の住む花」
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