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大人のためのウルトラセブンのお話し

第16話「闇に光る目」

闇に光る目と少年に奪われた石

2017/03/31

何の変哲もない石に興味を持つ少年。しかし、その石はアンノン星人の身体の一部だったのだ。

icon-check-square-o第16話「闇に光る目」あらすじ

アンノン星の調査に向かい消息を絶っていたサクラ9号が、突如地球に帰還してきた。

サクラ9号の帰還の目的は何なのか?調査のため、ダン、アンヌ、アマギが着陸した地獄山へ回収作業に向かうのだった。

しかし、サクラ9号は着陸直後に自爆してしまう。

爆破地点で少年(ヒロシ君)の拾った石が、アンノン星人の身体の一部だったことがわかる。

ヒロシ君を一番強い子供にしてあげる事を交換条件に、アンノン星人に石を返すことを約束する。

約束通り、石を地獄山の煙の中に落とすと、巨大なアンノン星人が姿を現したのだ。

アンノン星人はサクラ9号が、アンノン星を攻撃しに来たと勘違いして地球を破滅させに来た事を知るキリヤマ。

キリヤマ隊長の説得に真向から反発するアンノン星人だったが、セブンの説得には納得し母星へと帰って行った。


icon-check-square-o子供向けエピソード

第16話「闇に光る目」の脚本を担当したのは、藤川桂介氏であり、完全に子供向けのエピソードで有ることを明かしている。

この脚本は、ウルトラセブンの企画段階に作られたものだったのだ。

1967年6月の段階で、「石が泣いた(藤川桂)」というメモが、金城哲夫のノートに残っていたそうだ。

従って、ストーリーに特別な捻りもなく、子供にも十分理解できる内容になっている。

少年が成長する過程で、色んな誘惑に負けず真に強い子供になるまでを描いているのだ。

あくまで少年(ヒロシ君)がメインであり、ウルトラ警備隊やセブンは脇役で少年を支えている。

ウルトラセブンの目指していた、全世代向けのストーリーとは一線を画したエピソードになっていた。

icon-check-square-o岩石宇宙人アンノン

本来、目玉だけのアンノン星人だが、石と合体することで巨大な怪物に変身する。

従って、母星へ帰るときは、身体を作る原石を分離し、目玉だけが飛んで行ったのだ。

目からは緑の光線を、頭の部分からは白い波状光線を発し攻撃する。

身長30m、体重15万tと、岩石体ならではの重量感だ。

icon-check-square-o放映されなかったアンヌの殺し文句

第16話「闇に光る目」のラストは、ダンの説得でヒロシ君と友達が仲直りするシーンで終わっている。

しかし、シナリオでは、アンノン星人がセブンの説得で母星へ帰ったことをアマギから聞かされたアンヌは、「セブンって、本当に素敵な人ね!」と話す。

それを聞いたダンが、ニヤッと意味ありげに笑う、と言う気持ち悪いシーンがあったそうだ。

これは、最終回への伏線だとしても、やり過ぎのような気がする。

放映版に無かったのは正解かもしれない。

視聴率:30.8%

脚本:藤川桂介
監督:鈴木俊継
特殊技術監督:高野宏一

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